良いフォワードの条件とは?

ポジション理論

皆さん良いフォワードの条件は何だと思いますか?

もちろん点が取れるという事ですが、具体的にはどんな能力が必要なのでしょうか

当初FWをやっていてすぐにクビになりDFへコンバートをした私ですが、クビになったその私から見て良いフォワードの条件について解説したいと思います。

必要な能力

ボールを足元に収める技術(トラップの技術)

これは絶対必要です。FWの仕事場は相手DFしか居ません。自分に来るラストパスの精度は低いと思ってください。そのパスを自分が蹴りやすい場所へ速く正確に止めれるかでチャンスになるかどうかが分かれます。時間的猶予が無いポジションだからこそトラップ技術が必要です。

反転してシュートする・ドリブルする力強さ(体の使い方)

相手DFが居る中でのプレーが多いFWにとってフィジカルコンタクトは避けられません。当たり負けしない強さは必要ですが、単純にムキムキになれというわけではありません。腕の使い方や体のぶつけ方、ぶつけるタイミングが適切であればDFに対して有利になれます。先手が取れれば体格差は関係ないです。

飛び出すタイミングの見極め(ポジショニング)

上記2つの条件を書きましたが、そうはいってもフリーでボールを受けれるに越したことはありません。パスを受けやすいようにサイドに流れるなどしてスペースを作り、そこからゴール前へ飛び込む。相手DFの背後を取ってDFラインを突破する。やり方は様々ですが出来る分だけチャンスが生まれます。

ヘディングやシュートは?と思う方もいらっしゃるかも知れません。いやもちろん大事ですが、シュートを打つ前の方がもっと大事です。自分の形にいかに持っていけるか?これがFWとしてとても大切なこと。

ゴール前での準備の仕方でゴールが決まる!

という事です。

そして最後に

チャレンジし続けるメンタル

サッカーの試合はせいぜい1~2点、多くても3~4点しか入りません。その中で自分が点を決めるとなると、確率はかなり下がります。下がりますが準備してチャレンジし続けない人にはボールは転がってきません。1試合1点取れれば良いのです。決勝点を決めれば良いのです。

ちなみに私の場合はトラップの能力が劣っていました。相手DFに囲まれながらも足元へ収められなければチャンスにはなりません。前を向いてのキックやシュートには自信があったのですが、そもそも前を向け無い為にDFになりました。

しかし分かった事も1つ

前を向かない、向けないフォワードは怖くない

DFになってから感じたことです。

現在FWで悩んでいる人。シュート打つまでにどれくらい準備しましたか?

少し意識してトレーニングをしてみてください。

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必要無い能力

必要ない能力と書きましたが、無くても悲観する必要はないという意味で受け止めてください。

ロングキックの精度

ゴール前が仕事場なので必要ありません。時折サイドに流れてクロスを上げることもあるでしょうがオプションに過ぎません。

スピード

有ればなおよし!といったところでしょうか?どちらかというと飛び出すタイミングとポジショニングが重要です。一歩早ければ基本的には敵は追いつけません。タイミングを磨きましょう。

身長

こちらも有ればなおよし!といったところでしょうか。身長が低いからといってエアバトルに負けるかといったらそうでもありません。ポジショニングとタイミングでいくらでも勝てます。ニアに飛び込む、いったん体をぶつけてから飛ぶ、DFの視界から消える、工夫次第です。

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お手本にしたい選手

カリム ベンゼマ(レアルマドリード)

総合力が高いです。しっかり足元に収められるのでパス、シュート、ドリブル、選択肢を自ら広げられます。DFが足を出しにくいところにトラップをするのでれボールを奪われる心配がありません。

また、シュートを打つまでにしっかり準備をしてます。ポストを受けてゴール前のスペースを開けてみたり、サイドに流れて起点を作ってみたり、相手のウラを何度も取ってみたり、1試合の中で色々チャレンジしています。難しいシュートを決める印象はありませんが、裏を返せばそれまでにフリーになる準備をしているという事です。

レアルマドリードといえばかつてクリスチアーノ ロナウドがガンガン点を取っていました。年俸や本人のモチベーション等色々ありユベントスへ移籍したと思いますが、あのレアルマドリードがベンゼマは手放しません。それくらい有能な選手です。

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最後に

Jリーグや北朝鮮代表でも活躍をしている鄭大世(チョンテセ)がこんな事を語ってました。

ひと仕事した人にご褒美としてゴールがある

いかがでしたか?

今回の記事がFWとしてプレーをしている方には何かしらのヒントに、観戦が好きな方には新たな視点となれば幸いです。


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