アウェイ遠征 時間と距離検証(ガンバ大阪)

Jリーグ

皆様、「アウェイ遠征」と聞いてどんな事を想像しますか?

飛行機やバス、新幹線で長距離移動、ホテルでの宿泊、いつもと違う場所…。
様々な事が想像出来ると思います。

ホームチームとアウェイチームを比較した際、ホームチームの方が有利というのがサッカー界での常識です。
実力差がある強豪チームでもアウェイに乗り込むと負けてしまう…。
そんな光景を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
いわゆるジャイアントキリングです。

ジャイアントキリングの要因はいろいろありますが、主なところは

ホームサポーターの声援
敵地に行くまでの移動疲れ
ホテル等の環境(国際試合だとこの環境が悪かったりします)
気候の適応

外的な要因はこんなところではないでしょうか?

今回は遠征の「移動距離」「移動時間」に焦点を絞り検証してみます。

ガンバ大阪 移動距離と移動時間 まとめ

今回は私の愛するクラブ、ガンバ大阪の遠征距離と時間を調査しました。

【測定方法】
■距離
ガンバ大阪のクラブハウスから敵地スタジアムまでを自動車で移動すると仮定した場合の「走行距離」。Googleマップで検索(純粋な直線距離では無い)。

■バス 時間
Googleマップで時間を検索。

■新幹線 時間
乗換案内で所要時間を検索。

■飛行機時間
伊丹空港のホームページより所要時間を検索。

■各移動手段の時間について
クラブハウスから最寄りの駅・空港に行くまでの時間、敵地スタジアムから最寄りの駅・空港までの移動時間を含む。それぞれバス移動と仮定。

平均で479㎞の移動、2時間30分かかるという結果でした。
新幹線での東京-大阪間がほぼ同じ所要時間。これくらいの移動は選手・スタッフにとっては日常という事です。

※仙台は新幹線で行けますが、東京駅で大幅な乗り換えが発生する為検索しておりません。
※大分の距離は豊後水道をフェリーで渡る検索結果になったので距離が大幅に短縮されております(現実的ではありませんが)

遠いから時間が掛かる訳では無い!?移動のツラさと面白さ。

遠い:札幌 
近い:C大阪
時間が掛かる:清水
時間が掛からない:C大阪

まとめるとこんな結果でした。
遠い、近いは妥当ですが、時間の部分の結果は非常に興味深い。

清水は距離的には遠くないですが、静岡駅に新幹線「のぞみ」が停まらない為、結果的に時間が掛かります。伊丹空港から静岡空港へ飛行機は飛んでおらず、バス移動するにはちょっときつい距離。
湘南も同じ傾向が出てます。

柏もかなり時間が掛かります。空港、新幹線共に最寄りが遠いのが影響してます。
実はガンバ大阪は日立台との相性は良くありません。2011年から2017年まで6年間勝利無しの時代もあったとか。まさに鬼門。
現在もかなり苦手としています。
もしかしたら遠征の影響があるのかもしれません…。

仙台、福岡、鳥栖あたりは距離的には遠いですが、飛行機でひとっ飛び!
結果的に時間は平均以下か平均並みです。

名古屋は新幹線で行くと近いですが、昨今のコロナ禍を考えるとバス移動という選択肢もアリかもしれません。

実際に選択肢はもっと複雑

実際の移動になってくると週末に仙台でリーグ戦、ミッドウィークに鹿島で天皇杯といった日程になる可能性もあります。
そうなると帰阪せずそのまま仙台から鹿島へ移動することになる可能性が高いです。

ただ、この辺の具合はチームや監督の方針によって変わる事が多いです。

現在Jリーグのアウェイチームは前泊して敵地に入る事がほとんどですが、外国では試合当日朝に移動し夜にゲームを行うといったチームも過去にあったみたいです。

またJ2、J3などカテゴリーが落ちてくると資金面はもとより、地理的問題からバス移動が増えます。
特に空港が無い県、直行便が無い県に本拠地を置くチームへの移動は悩ましいところ。

実際にガンバ大阪がJ2に降格した際、スタッフさんが遠征で悩んだのが水戸戦と栃木戦だったみたいです。
新幹線使っても、飛行機使っても時間かかる…。
乗り換えも面倒…。
結局大阪からバス移動を選択したみたいです。
バスの場合乗り換えや保安検査無し、自分たちのペースで行けますからね。
色々なストレスを考慮しての選択だったと思います。

旅も仕事の一部

それがサッカークラブです。

最後に

「アウェイ遠征」

肉体的・資金的負担はチームのおかれている状況によって大きく変わります。
J1のトップクラブになるとACLも入るので韓国、中国、東南アジア、オーストラリアの遠征もあるでしょう。

私も月の半分を国内出張をしていた時期がありましたが、移動中に座りっぱなしなのはしんどい。
あと家の布団で寝れないのも個人的にはストレスに感じました。
旅行で来ている訳では無いので、家と比較してホテルだと休まる度合いが少なかったのかなあと思います。

もちろんトッププロの選手たちですから、専用のマットレスを持って行くなど対策はしているはず。
ただ突き詰めていくと細かいストレスがあるんだと痛感します。

遠征して試合して観光もせずそのまま帰宅する。
それが日常。

皆さんも応援するチームのアウェイ遠征がある際は移動ルートも含めチェックして見てください。
応援するチームや選手への見方が変わるかも知れません


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少年サッカーからワールドカップまですべてのサッカー・フットボールを愛しています。
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